名古屋市中川区の随縁寺(浄土真宗大谷派)のお堂に、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の木造模型3体が登場した。12日から公開し、今年の新作はガンダムを2頭身化した「SDガンダム」。制作した近所の服部敏夫さん(68)は「子どもから大人まで多くの人に見てもらいたい」と話す。
2年前からお盆シーズンになると設置され、法要やお墓参りに訪れた人を楽しませている。高さ約180センチのガンダムとシャア専用ザクに、今年はSDガンダムが加わった。新作は「小さい子でも気軽に触れ、遊んでもらいたい」と、約90センチの小さなサイズに。目がくるくると回転し、タイミングを合わせて止める仕掛けも採り入れた。
木造模型の制作は服部さんの趣味で、作品を知った随縁寺の副住職、土井恵信さん(43)が毎年貸し出しを依頼している。若者を中心に寺離れが進む中で、「地域の皆さんに協力をお願いし、寺を守っていく方法もあると思いました」と土井さん。
一般公開は12~17日の午後2時~5時。法要などでお堂に入れない時間帯もあり、事前に同寺(052・301・7859)に問い合わせてほしいとしている。(佐藤英彬)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル